ルーマニアの新たな冷戦下で翻弄される外交・コソボ問題

ルーマニアとブルガリアの周辺では新たな冷戦とも言える状況が生じ、両国外交が大国の思惑の間で揺れ、エネルギー、コソボ独立問題といった地域の重要課題で矛盾が露呈している。

「ブルガリアは常に大国の影響を受けてきた」と指摘するのはソフィア通信社のイワン・ディコフ氏。「経済をECに、安全保障を米国に、エネルギーをロシアに頼る状況が生まれ、当惑しているのが現状だ」

ブルガリアは、EUのナブコ・ガスパイプライン計画のメンバーであるにもかかわらず、1月18日プーチン大統領の訪問を受けるとロシア産天然ガスを黒海経由で欧州に運ぶガスパイプライン「サウスストリーム」の100億ドル建設プロジェクトへの参加に同意した。

ナブコ計画はロシア領を通らずに中央アジアの天然ガスを欧州に供給するパイプラインの建設計画。ロシア依存を減らすことを目的としたバセスク大統領お気に入りのプロジェクトである。大統領はこのプロジェクトを米英同盟の証しと説明している。ところがバセスク大統領はコソボ独立に強硬に反対、米英欧と対立している。

コソボの独立を許せば、ルーマニア人が大多数を占める隣国モルドバからの独立を宣言している親ロシアのトランスドニエストル(沿ドニエストル共和国と自称:IPSJ)に悪しき前例を示すことになると懸念しているようだ。

バセスク大統領はコソボ独立を容認する代わりに、トランスドニエストルを分離したモルドバとルーマニアを統一するよう米露と協議中と国内では報道されている。

モルドバの参加型民主主義学会のボタン博士はIPSの取材に応じ、「ルーマニアが関係を調整していくことが必要な相手はNATO、EU、ロシアと増えている。ルーマニア政府にとっては、EUを通じて影響力を行使していくのが得策だと考える」と述べた。





posted by 5150 at 16:55 | Comment(1) | TrackBack(1) | ルーマニア 政治
この記事へのコメント
はじめまして、こさやんと申します。
いい記事ですね。次の記事もまた見にきます。
よろしければ、僕のblogにも遊びにきてみてください。
よろしくお願いいたします。

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 http://kosayan.cocolog-nifty.com/

以上
Posted by こさやん at 2008年02月22日 16:23
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